東芝 真空管ラジオ 6UB-38の修理

ガリガリと雑音が入るラジオの修理です。
オークションで購入したらしいのですが 素人が修理して販売したらしい。
ツマミは木材を加工した自作品です。

珍しく 電磁スピーカーが組み込まれています。




自作品のツマミ ネジは3mmの6角ネジが使われています。






シャーシ内は ほとんど修復されていません、ただ42のグリッドの結合コンデンサーだけは交換してあるようです。
また ダイアルの糸かけもやり直したようで 普通の糸が使われています。






バリコンが浮いた状態になっています。
ホットボンドで固定しました。



IFTの修理

空けてみるとコンデンサーの端子が黒くなってます、経験上このようなコンデンサーは不具合があるので、
すべて交換することにしました。

検波段のIFTを分解したところ、コンデンサーは 交換して組み立てました。。




RF段のIFTを分解し コンデンサーを交換したところ。



最終的な修理結果

IFTのコンデンサーを交換し さらに発振回路のマイカコンデンサーも交換して ガリガリ雑音が消えました。
特にIFTの修理は配線を外さないとできないので手間がかかります。
2個とも コンデンサーを交換しました。






 










最後に キャビネットの補修の仕方の問題

脚の木材がネジ止めされていますが、ネジの頭が出たままです。
こういう修理は無責任です。
頭が出ているとラジオを乗せた台に傷がつきます。



オリジナル状態



少し 大きな穴を開けて 頭が沈み込むように工夫しました。




2016年11月16日







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中津

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