入手時のER−1424ペン受信機
管理人注)
オリジナルの回路は半固定バイアス方式だったのでしょう。
ブロックコンデンサーの2つのうち1つは直接アースされていた可能性が高いです。
@RFの24Sはできれば58に交換したほうが無難で、ゲインコントロール回路をつけたほうが無難です。
最近は大電力だし、使う場所とアンテナによってはRF増幅が飽和します。
A検波回路のチョークを抵抗にすると、検波出力が足りず、大きな音が出ない可能性はあります。
B半固定バイアスの利点はB電圧の利用効率がバイアス分だけ有効に使えます。
Cチョークは57の負荷にしたほうが良いかもしれません。
平滑は1KΩていどの抵抗に、出力側のコンデンサーを大容量に変更、更に出力管のプレートは12Fから直接接続。
こうすると音は少しは大きくなるでしょう。
このラジオより少し後ですが、5D−1型の5球受信機があります。
これも半固定バイアスを採用しています。
57の検波出力(抵抗結合)では47Bをフルに駆動できないので、間に56が入れてあります。
参考にされると良いでしょう。
入手時に使われていた部品を考慮して、松下のZ−1、Z−3を参考に考えてみたものです。
この当時の松下は、B電圧のチョークをマイナスに入れるのが特長だったようです。
検波管の負荷はチョークなのですが、そこだけはまだ入手できていません。
抵抗でも、特に問題ない音量なのでそのうち入手したら取り付けるつもりです。
修復後
ER−1424ペン受信機の正面
修復後 ER−1424ペン受信機の背面
2003年8月12日
2003年8月31日
2003年10月12日
2006年6月21日
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