手技のみによる丸打ちコードの端末処理法です。
日高さんの好意により、ここに転載させていただきました。
古いラジオの修理に丸打コードを使う場合がありますが、端末処理をしているのは少ないようです。
体裁も良くありませんし、充電部に編組が触れるのは考え物です。
昔の電工さんはどう処理していたのだろうと考えていましたが、随分昔の内線工事のテキストから見つけてきました。
(用語はJIS「ゴムコード」を参照)
1・黒の外部編組を引き摺り下ろす(外部編組のダブつきは3cm程度)
2・下打編組と介在糸を切り取る(必要に応じて外部編組も適宜切取る
3・外部編組を解れさせ、端を芯線に挟んでしっかり芯線を撚る。
4・しっかり撚ったまま、最初の工程(1)でダブついた外部編組を引き上げる。
完成です、外部編組が折り返され解れる心配がありません。
外にも引っ張った際に芯線に直接張力が掛からぬ様にS結び等をして、張力をシャーシに掛ける様にする必要があります。
三好 基博 様 より 処理見本をいただきました、有り難うござおました。
管理人としてはここまで上手く処理できません、恐れ入りました。
ラジオ工房の掲示板より 以下転載させていただきます(管理人)。
私も古典ラジオには丸打ちや袋打ちコードを使って時代感を出していますが、
あの処理の上にファイバー製の“内尾さま、日高さまの丸打ちコードの端末処理、興味深く見せて頂きました。私も古典ラジオには丸打ちや袋打ちコードを使って時代感を出していますが、あの処理の上にファイバー製の“コードファスナー”の製品名で電気工事の材料店で購入したものを使っております。それを使うとコードが引っ張られても被覆に喰い込みゴムの芯線が出てきません。困るのは少量は売って呉れず、100枚位の単位と思います。昔は天井灯のローゼット(シーリングロップ)とソケット(キーソケット・・・ソケットにスイッチのついたもの)即ちコードの両端につけられてゴムの芯線が出てくるのを防いでいました。是非お試し頂きたいと思います。 ”の製品名で電気工事の材料店で購入したものを使っております。
それを使うとコードが引っ張られても被覆に喰い込みゴムの芯線が出てきません。
困るのは少量は売って呉れず、100枚位の単位と思います。
昔は天井灯のローゼット(シーリングロップ)とソケット(キーソケット・・・ソケットにスイッチのついたもの)
即ちコードの両端につけられてゴムの芯線が出てくるのを防いでいました。
是非お試し頂きたいと思います。
コードファスナーの拡大写真。
2006年12月21日
2006年12月28日
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