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「オーディオクラフトマガジン」に高田継男さんの記事があり、高1付ゲルマチュー
ナーの解説に「へたなスーパーヘテロダインラジオなど足元にも及ばないくらい素晴らしい音質」との記載があり、
実際に作ってみる事にし、ついでに、確かめたい事2点を実験出来るようにしました。
1つは、1N60と1N34と、どちらのゲルマニュウムDの音が良いのか、(あるラジオ店のおやじさんに1N34の方が音が良いと言われたので)
もう1つはQダンプの効果で音がどう変わるのかです。
昔の雑誌とか本では色々と解説してあるのですが、自分では経験が無いので、実験してみようと思いました。
回路は、新品のトリオ「小高1」コイルを使用するので、それに付随した回路図のまま作成しました。高周波1段増幅の後、ゲルマニュウムDで検波しているだけです。
電源部は回路図には出ていないので自分で作りました。
今回、初めて市販のケースに組み込みました。そこで、外見を揃えるために、回転電源SWを使用し統一しました。
つまみは左から、電源SW、ゲルマニュウムD・セレクト、ボリューム、Qダンプ・セレクトです。
ゲルマニュウムDは、現在入手出来る1N60、1N34、1N34(NECの径の大きいタイプ)、
1SS108(ショットキバリアD)の4つの切り替えにしました。
(OA−90を追加予定)Qダンプは、無し、33オーム、47オームの3段階切り替えです。
主な部品は、電源部 ・・東栄変成器のトランスP−35(並4用230V35mA)を半波整流
真空管 ・・6BA6(今回は東芝5749)ヒーターは練習を兼ねて、ショットキバリアD・ブリッジB6A03でDC点火
コイル ・・トリオ「小高1」コイル
バリコン・・アルプス2連C624A
さて、実際の音ですが、このままオーディオ用アンプとスピーカーを通すと、条件が良すぎるので、そのままセラミックイヤフォーンで試聴しました。
ダイオードの種類の差ですが、あまり差はありません。若干、1N60より1N34の方が洗練された感じの音です。1SS108も良い感じです。
Qダンプは、音域の幅がカットされるような感じの変化でした。(耳障りの悪い部分をカット?)私のお勧めは、近くの放送局を、Qダンプ抵抗を33オームにして、1N34で聞く事です。
雑音がほとんどしないクリアな音になります。
2006年1月25日
2006年6月21日
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