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作成者の西口さんに解説をお願いしました。
ずっと音の良いラジオを作りたいと思っていたのですが、昭和24年の「初歩のラジオ」10月号に2A3を使用した中級電蓄の回路図が掲載されていたのを見付け作ってみました。
但し、元回路は2,500オームのフィールドチョークを使っていますので、替わりに20H100mAのチョークコイルに変更したため電源を375Vから280Vにダウンしてます。
トランスはいつもの西崎電機さんに作ってもらいました。
これで、2A3のプレートには254Vがかかってます。
回路図通りに配線したのですが、2m程度のアンテナでは何も受信出来ません。
みずほ通信のアンテナブースターを付けると問題なく受信できるため、動作はしているようです。感度が極端に低くなっていました。
どうもラジオの配線に関する基礎的ノウハウが欠けていたのが原因のようでした。
6C6、6D6からバリコン、アンテナコイルとの配線、検波コイル付近の配線等
9箇所ほど謙虚に修正した所、放送局が受信出来るようになりました。
回路図上では何も変わっていませんが、引き回しだけでまったく動作が違う事に驚かされました。
さて、2A3の音ですが、ゆとりを感じさせるクリアな音に思えます。個人的には好きな音です。
部品:
真空管; 6D6:松下、6C6:TEN、76:DON、2A3:松下、80:マツダ
電源トランス: 2.5V3A中間タップ付 280V×2 100mA、
チョークコイル 20H 100mA、
高1コイル: みずほ通信製、
出力トランス:OPT−5S、
50pFタイトバリコン
2005年6月20日
2006年6月21日
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