2Vの電池管を使ったスーパーです。
昔は電気は昼間は無い場所が多かったらしく、バッテリーで動作する電池管ラジオの需要は結構あったようです。
また空襲時の停電にも耐えられる国防受信機もありました。
掲示板に製作の書き込みがありましたので、写真を送っていただきました。
以下 製作主の書き込み
高周波増幅(34)、混合(32)、局部発振(32)、中間周波増幅(34)、グリッド検波(30)、電力増幅(33)の6球構成で、組み立ては木板(俎)空中配線です。
今回は、IFT以外のコイルも巻きましましたので、グリッドデップメーターとオシロスコープそしてこの為に作った多出力電源が大活躍しましたが、十分な測定器類が無かった時代のスーパー作りは大変だったのでしょう。
選曲は局発、混合、アンテナの3つのダイアルを合わせる必要が有りますが表を作っておけば実用上問題ありません。感度は思ったより良く、我が家から現代のラジオでも受信しにくいラジオ日本(1422KHz)もクリアに受信出来ます。
球を入手して計画から作成開始までに半年以上掛かりましたが、作成・調整は2〜3日で済みました。
回路図もご覧ください。
手回しドリル利用の巻線機。
これで1:3の低周波トランスも巻いたそうです。
2004年1月19日
2006年6月21日
radiokobo-all