この度ストレートの高周波一段を組み立てて見ました。
以前FMと350Pfとが同じセクションのバリコンで作りましたが、
発振気味だったのとコイルを他へ転用したため解体する積りでしたが、
その後430Pfのバリコンやミズホの430Pf対応のコイル、そしてソケット等を同好の方から頂戴したため、もう一度組み直しました。
私がラジオ少年の頃、時代は戦後の混乱も落ち着き始め、第二放送ではプロ野球の中継も始まりました。
当時は、第二放送局も少なく、私の住んでいた所では並四での聴取が不能でした。
単球受信機の成功から次のステップである高周波一段を完成させ第二放送が明瞭に聴き取れることを知った近所のファンから依頼され、
生まれて初めて自分で報酬を得ました。
現在はスーパーの影になっている高周波一段も短い期間でしたが活躍した時代でした。
完成しての感想は、再生をうまく使えば割合分離もよく、また昼間でも意外な地域からの局も聴き取ることができました。
平成時代に生産されたコイルは部分的には簡略されていますがこれも時代の流れでしょう。
使用した球は、58、57、47B、12F、で47Bを除き戦争中に生産された球ですが現在も健在で軍歌、玉音放送を経て最近の放送には驚いているでしょう。
参考回路図は
2010年6月13日
radiokobo-all