今回、他励式超再生を試作しました。
先日、梅田さんの温故知新に、初歩のラジオ(昭和25年)からの収録されていた回路と解説を参考とし、
自励式のクエンチングコイルを転用の上、ダメモトの気持ちでシャーシーも廃品を使用し、検波回路も部品そして回路も普通のものとして組み上げました。
結果は、先輩諸氏が書かれている通り感度も良好で、私が住んでいる場所から大阪NHK第二(大阪)や、民放京都はアンテナも何もつながず実用になります。
普通の再生検波ではとても無理なことでしょう。
自励式超再生の完成に至るまでは本当に失敗の連続でした。
昭和2年に発行された無線と実験でも根気よくやることが強調され、
CQの本にも非常にデリケートで難しく或るOMなどは一回も成功していないため頭から敬遠しているなど、
浅学である私など一度は挫折しかけましたが、ホームページ“真空管と共に”のTさんが沢山の資料を提供して下さり、
同じくホームページ“ラジオ少年の博物館”のUさんにはコイルを譲って下さった結果、それをもとにクエンチングコイルを作り、
それが成功につながりました。
思えば計画してから十数年の年月でした。
ここに、ご協力下さった皆様に厚く御礼申し上げるとともに、掲示板をお借りして発表とさせて頂きます。
改良したものの回路図を送っていただきました。
こちらもご覧ください。
2010年6月19日
2010年10月20日 リンク追加。
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