戦前のラジオの華やかな時代の最後の時代と思われる。
これは川松卸商報の昭和13年5月号です。
未だ 国策型受信機の広告はありません。
戦前のラジオの常識で、現在想像出来ないものはシャーシキットと思います。
メーカーがシャーシ(箱とスピーカーの無いもの)の完成品を売っていたことです。
勿論 ナショナルなどでも有りました。
こんな訳で、箱のデザインだけで、時代とメーカーが特定できない事があるわけです。
球付き、スピーカー付きなどメーカーによって色々な物が売り出されていました。
箱等はラジオ屋さんが、ケースメーカーから仕入れ、自分で組み込んでラジオを完成させるわけです。
元々 トランス屋さんがラジオの組み立てに必要なトランスをセットにして売っていた時代があり、この名残かも知れません。
ナナオラ80型受信機
2001年4月6日
2004年7月30日移転
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