容量の測定方法(450PF以下の場合)
コイルを左側のソケットに挿入する、例えば100μHでも40μHでも良い。
バーアンテナを利用した自作40μHのコイルを写真では使用した。
右側のTUNINGU ダイアルを470PFに合わせる。
この状態で、Qが最大になるようにFREQUECY ダイアルを合わせる、この場合バンド切り替えも適度な周波数に合わせる事(この場合Dバンド、約1210KHz)。
出力計(MULTIPLY Q BY)の1に出力が合うように×Q COARSEツマミを調整する。
この場合のQメーターの指示がコイルのQを表す、この表示で213を示している。
注意! ×Q COARSEのツマミを右に廻し過ぎないようにしてください、発振出力が大きくなりすぎると、メーターを駆動する熱伝対が壊れます。
450PF以上の容量を測定する場合は、400PF程度のコンデンサーと被測定コンデンサーを直列に接続し、合成容量から計算する方法で測定します。
計算方法などは貼付の説明文をお読みください。
コンデンサーを右側のソケットに挿入する。
TUNING目盛りは220PFを指している、この場合470−220=250PFを表す。
Qは195を指しているので、このコンデンサーは多少劣化しているが充分使える。
Qは210 TUNINGは400PFを指しているので、
470−400=70PFを示す。
Qは殆ど劣化していない事をします。
右端の小さなダイアルでは+−3PFの範囲で0.1PF刻みで測定できる。
これとメインダイアルを組み合わせて測定出来るので、必要に応じて使用ください。
コイルのインダクタンスの測定方法
コイルのインダクタンスの測定は下表の周波数を発振させ、これと組み合わせる形で測定します。
1 | 10〜100mH | 79KHz |
2 | 1〜10mH | 250KHz |
3 | 0.1〜1mH | 790KHz |
4 | 10〜100μH | 2.5MHz |
5 | 1〜10μH | 7.9MHz |
6 | 0.1〜1μH | 25MHz |
ループアンテナの場合、300μH程度ですから、表の3番 790KHzを発振させ、これと同調するコンデンサーの容量(倍数が印刷されていて、これがインダクタンスを表す)調べる。
なおコイルの場合、金属に近づくとQが落ちるので、筐体から少し離して測定すべきです。
倍数は約2.8を示しているので 0.1mH×2.8=0.28mH (=280μH)。
出力計(MULTIPLY Q BY)の1に出力が合うように×Q COARSEツマミを調整する。
この場合のQメーターの指示がコイルのQを表す、この表示で120を示している。
IFTの共振コンデンサー容量の測定方法
IFTのコンデンサーが不良になった場合、455KHzで共振するにはどの程度の容量が必要か測定したい場合があります。
まず不良のIFTのコンデンサーを取り除き、ケースに入れた状態でQメーターに接続します。
この場合 相対するコイルは吸収を防ぐためショートしてください。
455KHzを発振させ、TUNINGUツマミを廻せば、どこで共振するか測定できます。
画像の例だと、95PFで共振」し、この時のコイルのQは75くらいだと判ります。
その他の測定方法は下記をご覧ください。
radiokobo-all