昭和32年3月号の小川無線卸商報記載真空管ラジオ
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電波技術昭和32年11月号 代理部広告の一部。
ソニー2T524 RF用 600円
2T512 変換 1,500円
2T64 980円
2T66 695円
2T551 2,500円
NEC ST3A 380円
日立 HJ15 低周波増幅 850円
HJ17 出力用 940円
HJ22 IF用 1,740円
HJ23 周波数変換 1,940円
当時社外のラジオメーカーに供給できたのは
ソニーと日立だけといわれている。
昭和32年頃のTRラジオには他社の石が使われていることが多い。
2T524はRF用といっても現在の低周波用以下。
平均遮断周波数が2Mcで、α=0.9(増幅率10)と言われていた。
アマチュア-が購入したのはこの2T524とST3Aがほとんど。
雑誌が95円だから、
現在の物価に換算すれば600円は6,000円程度か。
恐らくラジオに使いにくい(不合格)品を
アマチュア-用に売っていたのでは無いかと思われる。
ちなみにソニーのラジオでこの2T524を使ったものは無い。
なお翌年にはTRは値下げされている。
ST301 ST302などが発売になっている。
ちなみに真空管の値段は
2A3 マツダ980円(卸623円) (ドン卸450円)
6WC5 マツダ490円(卸275円) (ドン卸200円)
6D6 マツダ350円(卸196円) (ドン卸140円)
6ZDH3A マツダ410円(卸230円) (ドン卸170円)
6ZP1 マツダ340円(卸190円) (ドン卸130円)
12F マツダ240円(卸134円) (ドン卸85円)
昭和33年1月号のラジオ雑誌に折り込まれた
東京通信工業の広告。
(昭和32年末頃売られていたもの)
掲載されているものは
ソニー TR−61
TR−62
TR−63
TR−66
2002年9月7日
2003年4月25日2004年7月30日移転
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